JASRACとクラウド

最近、JASRACクラウドを利用することは違法だと言っている記事やブログを見かけて、著作権等について少し考えてみたのでメモ。

ここで最初に疑問に思ったのが、なぜ音楽(映像)業界は未だにどのCDも値段がほとんど同じなのかという事。
僕達のようにプログラムを作る事を仕事にしている人種だと様々なライセンス形態があるのが当たり前に思っている。商用利用に限り有料だとか、1サーバライセンスで50人まで利用できるよとか。値段についてもCD1枚が数千円〜数百万円と大きな差があったりする。
音楽のCDだってある程度の値段のバラツキがあったて良いと思うし、むしろその方が自然だと思う。素敵な曲であればより多くのお金を払っても聞きたいと思うし、ありふれた様な曲であっても100円くらいなら買うかもしれない。この辺りがJASRAC等が中央集権的なやり方で管理している弊害なのかも知れない。

話はクラウドに戻るけど、JASRACクラウド利用は、違法だとか言いだすのは可笑しな話だと思う。本来であればそれは、曲を作ったり、歌を唄った人達(もしくは組織)が個人個人で決めることだと思う。
さらに言えば、チャリティー利用に限り無料だよとか、いやいや俺たちはどんな利用目的にしたって金を取るぜ(キリッ とか、柔軟なライセンスであって良いと思う。もちろん個人のクラウド利用はOKだよとかもね。

それを実現するには、ライセンスを簡単にカスタマイズ出来て、そのライセンスの元に曲を任意の値段で登録できるような非常に薄い仕組み(ソーシャル的な)が必要だと思う。利用する側もその仕組み上でその曲がどんなライセンスで提供されているのかを直ぐに検索出来たりして。

ちょっと現実離れしているかもしれないけどやっぱり上に書いたような事が理想系だと思う。そして緩やかではあるけど、JASRACに限らず、中央集権によって中間マージンを取る様な仕組みは徐々に衰退していくんじゃないかなと思う。それはソーシャルかつフラットで無駄のない仕組みへのシフトチェンジであるとも思う。

個人的には中間マージンを取る奴らは、消えてくれないかなwと思っていたり。コードも書けないのにSE気取りの奴らとかね。

最後は、愚痴になってしまったけど、こんな事考えてみたりした。